(2011.7.5) タイ巡検をおこないました.

地理学科海外研修としてタイ王国バンコク,アユタヤ,ナコンシタマラート,アンダマン海沿岸地域,プーケットをまわる海外研修を実施しました.海津ゼミのメンバーのみならず地理学科の学生・院生約20名が参加し,バンコクでは日本の国土地理院と似た仕事をしているLand Development Department(土地開発局)で,朝から夕方にまで及ぶLDDの活動に関する説明会を開いていただいたほか,10月の水害で多大な被害を受けたアユタヤの遺跡見学を行いました.その後夜行列車でマレー半島のナコンシタマラートに移動し,エビ養殖の現状を把握すると共に,海岸平野において3人のLDDスタッフの指導の下に土壌調査の手ほどきを受け,さらに,ハンドボーリングによる表層地質調査も体験しました.そのあと,タクシン大学パッタルンキャンパスで,学長と地理学科の先生からタクシン大学の概要及び地理学科の教育カリキュラムなどについて詳しい説明を受け,外国の地理学科でどのような教育が行われているかということの一端を知りました.さらに,マレー半島を横断して2004年12月にインド洋大津波の被害を受けたアンダマン海沿岸のナムケム,カオラック地域へ行き,その後の復興状況を見学すると共に地元の役所で説明を受けました.最後は国際的な観光地であるプーケットに行き,タイ国の観光産業の実態を把握しました.このほか,水上マーケット,チャトゥチャック市場等にも自由行動で出かけ,タイのさまざまな側面を見ると共に,夜行列車で乗り合わせた人達と(片言の英語や「指さし会話帳」を使って)深夜まで話をするなど,現地の人々との交流も深めました.